「競合との差別化を図る」という言葉を、ブランド戦略の文脈でよく聞く。しかしこの言葉は、構造的な問題を含んでいる。
差別化は競合を基準にした発想だ
「差別化」という言葉は、競合の存在を前提にしている。競合がAを言えば、Bを言う。競合が変わるたびに、自社のポジションが変わる。それはブランドではなく、反応だ。
ポジション設計は「自分の座標を決める」こと
正しいブランド設計は、競合から逆算しない。顧客の選択論理から逆算し、自社が最も価値を発揮できる座標を決める。その座標を占有し続けることが、ブランドの強度を生む。